<足柄峠より富士山>
2016年6月26日
今日は足柄峠まで走って来ました。
前日24日時点での天気予報では25日土曜日の神奈川県は強風&午前中まで雨予報により、サイクリングを諦めていたのですが夜半は嵐の如く強風だったものの朝には雨が止んだので、とりあえず小田原方面へ向かってから天候次第で足柄峠へヒルクライムする予定で出発。
足柄峠は神奈川県内ではヤビツ峠と共に自転車ブログでも数多く紹介されている様に勾配がとてもキツいのでヒルクライムではなかなか手強いことで有名な峠道ですが、交通量がとても少なく森林に囲まれ川のせせらぎも時折聞こえてくる里山感溢れる道により意外と最後まで楽しみながら走ることが出来ました。
↓足柄峠までのヒルクライム区間の概略図を参考程度ですが備忘的に作ってみました。
足柄峠までのルートイメージはこちら↓
左側にある竜福寺交差点より右端の足柄峠(標高759m)まで標高差約700mを11.9kmの道のりでヒルクライムします。
矢倉沢までは比較的なだらかな傾斜ですが、地蔵堂を過ぎると直線的な地蔵坂の急坂、その後右カーブにより橋を渡った後は約2.4kmの足柄峠名物と言われる九十九折の激坂区間に突入です。
↓本日の全体ルートです。
毎度のことながら今日も何とも遅いスタート時刻(11時過ぎ)でしかも国道134号も強風模様。。
そして向かう小田原方面の雲行きは下の写真の様に怪しげな感じでしたが、少しづつ晴れ間が出てくる予報に期待して酒匂川へ向かいます。
134号線 平塚の虹が浜での空模様
大磯より国道1号で国府津を過ぎてからは右折して県道717号をしばらく走り酒匂川CR起点のある富士見大橋へ
天気予報が当たり矢倉岳方面は青空が見えてきたので、これまで自転車でのヒルクライムで未踏だった足柄峠を目指すことを決意!
酒匂川CRに入り、次の橋でいったん川沿いに下る地点で、ハプニング!
下るために徐行で右旋回した際にバランスを崩し生涯2度目の立ちごけ..(苦笑)
当然クリートを装着していたため、思わず自転車をかばうように右膝と右肘よりズデーンと転倒!
幸い自転車のフレーム、変速機他無事で良かったものの、膝と肘がすり傷によりジワジワと出血。
開成ふれあい館に水道があることを覚えていたので、とりあえず軽く処置してそのまま走ることに。。。
酒匂川CRは久しぶり
クロスバイク時代はほぼ毎月走りに来ていた道です。
この季節はやはりどこも紫陽花ですね
向かう足柄峠方面 富士山はこの時点では見えず..
開成ふれあい館で休憩 水道で傷を洗い流すとジリジリと沁みてきて何故か気合が入りました(笑)
痛みによりアドレナリンが出て戦闘モードに突入~?
足柄大橋のマサカリ担いだ金太郎も足柄峠を眺めています..(苦笑)
猿とリス、シカも傍にいて童話の様な感じがして面白いですね
いざ足柄峠を目指します
足柄大橋より一直線の道を西に向かい、足柄街道入口交差点の竜福寺へ
竜福時より足柄街道(県道78号)をジワジワと登っていきます。
矢倉岳も次第に近づいてきます。
太陽
も出て来た~(暑い!)
矢倉沢交差点(標高約250m)
この先評判通り坂道の勾配がキツくなります。
以下は地蔵堂での撮影時と矢倉岳撮影時以外は、備忘のために走りながら撮影したものです。
やや斜度の緩む地点がほとんどです。
なかなか登り応えのある道です。
ランナーの方々が下ってきました。
時折、山側より強風に煽られながらも、気温が高かったためむしろ風が吹いてくれて助かりました。
やがて地蔵堂に到着 ここの標高410mほど
記念に一枚 金太郎伝説が紹介されていました。
この後急坂をヒルクライムしている最中に、何故だか幼い頃からどこかしらで聴いてきた金太郎の歌の和やかなメロディーが時々蘇ってきてしまい、そのギャップ感に思わず脱力しそうになりました(笑)
地蔵堂からの直線的な長い急坂
右手に広がる茶畑を眺めながら登ります。
橋を渡る右カーブする地点より少し登った場所より振り返ると矢倉岳が見えるポイントがあります(ここは停車して撮影)
さらに勾配がキツくなってきます。
平均斜度10%と言われる激坂区間に突入~
評判通りの坂道です(驚!)
途中、左手に視界が開けてきます。
雲の流れが早い。。
このあたりでも強風となり、雨の心配も追加..
九十九折りの坂道を上って行きます。
竜福時~足柄峠までの区間で同じ方向に走っているローディには遭遇しませんでした。
終盤はかなりの急こう配![]()
ひたすら登りづづけると...
金太郎~!の看板(笑)
昨日、山北町の玄倉林道でも熊と遭遇したというニュースがありました。
最近、神奈川県内では熊出没ニュースが多いので、このあたりで遭遇しても不思議ではないのかもしれませんね..
県境を通過し、静岡県に入ります。
やがて足柄峠に到着 標高759m
とりあえずひと安心!
足柄之関跡
とても趣のある場所で歴史を感じます。
金太郎にはやはり熊がお似合い!
足柄山聖天堂で無事帰宅を祈願
足柄城跡
ここは金時山への登山口でもあります。
自転車を担いで階段を上っていきます。
振り返ると金時山が良く見えました!
そして飛び込んできたのは・・・
富士山![]()
眼下には御殿場市街 漂っている雲もいい感じで演出しています
流れる雲が面白く幻想的な風景をしばらく楽しみました![]()
この時点で15時過ぎ
静岡側に下ろうとも思いましたが、時間的に登って来た道を下ることにします。
急坂を一気に下って行きます。
矢倉岳もいい感じで視界に入って来ます。
下りも当然、急こう配。よくもこんな坂道を登ってきたもんだ!と改めて実感(笑)
青空と森の雰囲気を楽しみながら下っていきます。
途中、登って来る単独ローディー3名と挨拶しました。
矢倉沢交差点より、県道726号で山北へ向かいます。
途中、内川の清流を眺めます。
前回来たのは約半年前の真冬でした。
冬枯れの清流でしたので四季の移ろいを改めて感じます。
国道246号の樋口橋より山北駅へ
少し休憩後、国道246号で松田へ走りながら今日の帰路を考えます。
なるべく交通量の少なめな道を選びたくなり..
籠場より県道77号での帰路を選択
このルートは地味に長い登坂が続きます。ピークは標高180mほど
一応、毎年この時期は自分に課す夏場に向けての体力強化期間ということで..
でも今日は脚が売り切れ間際でしたが。。。(笑)
登り切ってから颯爽と下って行き中井町のコンビニで休憩
火照った身体にフローズンドリンクのコーヒーフラッペを注入
あまりにも美味しくて今夏はこの味にハマりそうな予感がしました![]()
県道77号をしばらく走り、押切橋より国道1号線~大磯より花水川河口へ
大磯海岸から西側の空模様
今日は一日このような雲でした。
最後は134号を東進
烏帽子岩を少し眺めて無事に帰宅しました。
今日は想定外でしたが、自転車でやり残していた足柄峠をヒルクライムが出来て富士山の眺望も楽しめたのでとても充実したライドが出来ました。
■走行距離 107km
■平均速度 20.2km/h
■平均心拍 151bpm
■最大心拍 198bpm
■走行時間(休憩時間等含む)6時間41分
▲獲得標高(ルートラボ) 1,385m


コメント
タフなコースを完走!素晴らしいです。私も早くロングライド出来る様に頑張ります。
Creekerさま
激坂の足柄峠本当にお疲れ様でした。 もうケガの方は全快のようですね。しばらくはロングライドで脚の筋肉をつけられ、トレッキングに戻られると良さそうです。
それにしても、足柄峠に上らない予定だったのに、途中変更できることが素晴らしいデス。私だったらこのようなコース変更はできませんが、自転車の本来の楽しみ・考えもしなかった景色に出会うことができます。
また、富士山が本当にきれいですね。
絶景に刺激をいただきました。私も来週から後半戦スタートさせますが、このようにほかの方からも刺激を貰うことができるのが自転車と言う趣味の素晴らしいところです。
今週は休脚日にしたのですが、ウォーキングはサボるわけにもいかないので早朝歩いてきました。今日は空気がクリアーで、大きな夏富士がくっきりと見ることができました。来週、リハビリツーリングを行って、その次に大好きな山北方面に行ってきたいと思います。
お疲れ様です。
雲に空に富士の景色が素晴らしいですね。
気持ち良かったことでしょう。
画像にある車のタイヤ痕、結構 くるま飛ばすのかしら?
お気をつけて下さい。
今時の絵本に 金太郎が登場は少ない?のでしょうが、
懐かしいですね。
足柄峠までのロングライド、 お疲れ様でした。
峠からの爽快な眺めで、疲れも吹っ飛び癒されたのではないでしょうか? それにしても、脚力ありますね。 その脚だったら山登りも楽々でしょう。
銅像の金太郎とその仲間たちはリアルで見事だけど
看板と石像はなんだかトホホでやすね(◎o◎)b
昨日は強風が終日吹いていましたので、ロードバイクで走るには厳しいコンディションだったと思いますが、足柄峠ヒルクライムお疲れ様です。
矢倉岳は小兵ながら麓に辿り着く前から存在感を示していますが、下山中に眺める山容がなかなか立派で好きな山の一つです。足柄峠は地蔵堂から先の九十九折区間で散々に苦悶させられますが、そのメリハリが効いた良いコースですよね。
籠場からの県道77号の写真、まさに同じ道を今日走ってきました。箱根旧街道ライドの帰りに遠回りしたのですが、その判断を後悔した次第です(苦笑)
tsaii3040さま
ありがとうございます!
定期的に乗れば確実に距離も伸びて、ロングライドも出来るようになると思います。
大型中年さま
そうですね、足柄峠を登ってしまうともう全快ではないとは言えませんよね(笑)
やはり日々のストレッチや姿勢を意識出来ていることが快方につながった要因だと思います。
そして身体に負担が掛からない様な乗り方を模索し続けており、まだ答えは出ませんが、そのようなことも自転車で意識するようになれたことも一因だと思います。
自転車だと昨日の様に行き先を特に決めずとも、雲の流れや天気予報を確認しながら目的地を変更できる機敏性があり、これまでも思いがけない良い景色を眺めることが出来ました。
でも足柄峠に突然登ることは我ながら少し無茶だったかなとも思いましたが、交通量も少なくひっそり静かな道だったので楽しくヒルクライム出来ました。
暑い季節になりますが、これからも色々なルートを自転車で楽しんでいければと思います。
cooperさま
昨日は雲の流れが早く、もしかしたらという思いで登ってみたら、なんとか富士山が顔を出してくれたので感動しました!
タイヤ痕はやはり車で峠を走られる方も多いです(特に夜間が多い様です)。
金太郎伝説はやはり有名ですが、必死で急坂を漕いでいる最中にあのメロディーが頭の中をよぎってしまい、そのギャップ感に思わず力が抜けてしまいました(笑)
Jetstreamさま
富士山の眺めはもしかしたらという思いだったので、本当に疲れが吹っ飛んでしまいました!(笑)
あの場所は自分以外誰もいなかったので、しばらく雲の流れを楽しんでいました。
あのような場所でテント泊でも出来れば本当に最高だと思いました(苦笑)
ぼんぼちぼちぼちさま
確かに時代により様々な表現があり、熊に跨る金太郎のイメージが強いのですが、足柄大橋の可愛らしい動物に囲まれた金太郎像もとても和みますね。
喫茶こじろうさま
昨日は強風で時折走りづらい場面もありましたが、登っている最中は逆に涼ませてくれる風になったことが少し幸いでした。
以前の喫茶こじろうさんの記事も拝見し、キツい登りと把握していたつもりでしたが、やはり実際に登ってみて最後の九十九折りの急坂はとても堪えました(苦笑)
それでも帰路の下りでは登ってこられるローディ達が笑顔で挨拶を交わす姿を見て、真のスポーツマンシップというものを改めて感じました。
県道77号は交通量が少ないので何度か選択して走っておりますが、地味に長い登坂はボディブローの様に脚に効いてきますね(笑)